企業マイクロブログ、社内用twitterの活用

社内用twitterとは、企業マイクロブログとは

特長としては2つ

  • 140文字しか書けないなど、長文禁止
  • 社内のみで使用する、外部に公開はしない(営業で外部発信用のTwitterを運営するのとは違う)

SNSやTwitterが流行して、

それを企業でも取り入れていくにより、経営に役立つのではないか?

という動きの中で出てきたものです。

しかしながら、Twitterとかブログ等の名称は企業内では抵抗があるでしょう。

それは、遊び的なイメージが強いからです。

ただ、流行しているには、それなりの理由があります。

これらのツールは、

既存システムに対する、アバンギャルド、アンチテーゼになっています。

言い方を変えると、既存システムの「困っていること」を解決してくれる可能性を秘めています。

その本質は、

(1)経営はどうあるべきか?、

(2)情報は何のためにあるのか?

(3)それを使いこなすために最適なツールとは何か?

という3つの命題に対する答えを持っています。

既存のシステムでは得られない、本来あるべき姿に近づく可能性を秘めています。

なぜ、「社内用twitter、企業マイクロブログ」なのか?(経営編)

経営はどうあるべきか?

経営とITの関係については、ERPやBIを始めとする数値系、定量系のシステムがありますが、「社内用twitter、企業マイクロブログ」は、「社内コミュニケーションツール」に位置づけられます。

社内コミュニケーションは、組織で仕事をする限り、収益や生産性に直結する重要な要因になります。これは大義名分ではなく、コミュニケーションの失敗が様々な失敗を生んでいるのは事実で、どちらかと言うと、日本の経営においては、コミュニケーションは軽視してきた、また重要視する必要がなかったために、あまり本腰を入れて取り組んでこなかったという経緯があるように思います。

社内コミュニケーションで言えば、

対面、電話、会議、打ち合わせ、メール、インスタントメッセージ、ブログ、「社内用twitter、企業マイクロブログ」という流れがあります。

現状だと、「社内用twitter、企業マイクロブログ」なコミュニケーションが一番新しいコミュニケーションの手段ということになります。

「社内用twitter、企業マイクロブログ」なコミュニケーションの、何が新しいのか?(経営編)

「雰囲気を作る」コミュニケーションである

企業は、日々ダイナミックに動いています。

それを知ること、感じることが、「社内用twitter、企業マイクロブログ」のコミュニケーションになります。何が起こっているのかわからない」ということをよく耳にしますが、それが組織の雰囲気を決めてしまいます。それを解消していくことに役立ちします。

たとえば、営業部門であれば、よい雰囲気は収益に直結します。

「当事者意識」を持つコミュニケーションである

コミュニケーションは、情報共有が目的になります。

情報共有は「当事者意識がない」と始まりません。

この当事者意識を持つことが、「社内用twitter、企業マイクロブログ」のコミュニケーションになります。

義務や与えられて情報を発信するのではなく、自分の責任に置いて、フリーに情報を発信していくためです。

たとえば、「アポが取れないという」FACTに対して、フリーな発言をしてもらうと、様々な発言の仕方が出てきます。

(1)顧客は既存取引先重視であり、アポすら取れない(構造的な視点から)

(2)アポが取れないので、アポの取り方を工夫したい(どう前に進めるかの視点から)

(3)この商品にニーズがないようだ(商品の視点から)

その様々がわかれば、それに応じた対応が出来るようになるわけです。

「社内用twitter、企業マイクロブログ」なコミュニケーションの、何が新しいのか?(システム編)

情報共有化の失敗に対する、次の手段ツールである

いきなり100点を目指さない(低負担)

いきなり優秀かつお手本的なシステムは目指さない。

導入する側は、100点を目指したいものです。

それが、現場とのギャップを生み出します。

なにより、100点は、現場にとっては荷が重い、負担感が強いのです。

ましてや、情報共有という業務は、メイン業務ではなく、

ボランティア的な要素も強く、必然的に、誰もやらなくなって行きます。

現場に負担を掛けることなく情報発信が行え、

情報発信していることが見え易い、

情報発信に対するフィードバックを感じることができる

それが「社内用twitter、企業マイクロブログ」のシステムの特長になります。

複雑な営業情報の管理(tag形式)

定性的な情報は、各人、情報ベクトルが異なります。

たとえば、営業情報の共有化で言えば、どんな情報を共有すべきなのか

各人バラバラが当たり前です。

それを型にはめて情報化しようとしても、そこにはそもそも無理があります。

自由に、柔軟に情報が共有できる

必要な情報を関連付けて引き出すことがしやすい

それが「社内用twitter、企業マイクロブログ」のシステムの特長になります。

隙間時間の有効利用(入力/参照)

情報共有するぞ!と構えない。

それが失敗への第一歩です。

隙間時間だけで充分。

隙間時間を利用して、情報を共有して行きましょう。

でスタートするのがちょうどいいのです。

なぜならば、継続することが出来るからです。

なにより、情報共有は、継続しないと意味がないからです。

電車の待ち時間でも、移動中でも、

ちょっとした隙間時間を有効利用して、

情報化を進めていく

それが「社内用twitter、企業マイクロブログ」のシステムの特長になります。

似たシステムとの違いは、

グループウェア

スケジュール管理、会議室予約には抜群です。

ただし、コミュニケーションという意味では掲示版であるケースが多いが現状です。

掲示版には、シスオペ(司会者みたいなもの)が必要で、

そのシスオペが全体を仕切り、議論なりを誘導して行かないと

意味のある情報共有は出来ません。

そのシスオペが仕事が忙しくなり、掲示版も閑散になっていく

という繰り返しです。

シスオペが要らないというのが、

それが「社内用twitter、企業マイクロブログ」のシステムの特長になります。

ブログ

ブログは、「白紙に何でも書いていいよ」なので、文章力が要求されます。

ゆえに、書くのにパワーと時間が必要になります。

なので、継続することは難しい。

気軽に書ける。読む方も流して読める。

それが「社内用twitter、企業マイクロブログ」のシステムの特長になります。

メール

「お世話になっております。お疲れ様です。」から始まるあの文面。

また、重要なことも、どうでもいいことも、すべて混在している。

一番便利なゆえ、なんでもメールでというのが現状です。

形式的な文面は一切省き、

どうでもいいことかもしれないけど、

もしかしたら、業務に役立つかもという気持ちでメモを残していく。

それが「社内用twitter、企業マイクロブログ」のシステムの特長になります。

SFA(営業支援システム)

SFAの問題点は3つあります。

  • 型にはまった情報しか管理できない
  • 営業数字を管理するけど、正確に管理できない
  • なにより入力等が面倒で現場の負担感が高いわりに効果を実感できない
  • 型にはまらない情報が管理できる
  • 速報など営業数字なども見える
  • なにより、負担感や義務感がない。

それが「社内用twitter、企業マイクロブログ」のシステムの特長になります。

ナレッジマネジメント

社内のナレッジマネジメントの一貫としてFAQを構築したとします。

FAQは日々更新されるべきものだと思いますが、その作業が一番大変で、

完璧を目指そうとすればするほど、ほぼ不可能になります。

また、誰かが質問すれば、誰かが答えてくれるという。

ボランティア的な運用では、効率が悪いはずです。

なぜながら、すべての情報に、すべての社員が目を通し、

さらに自ら答えるべきかどうかを判断して、

答えるとなったら、さらに文書を作成していく。

しかし、ボランティアは育成的な意味もありますので、

ボランティア的なことを一切無くすわけにもいきません。

tagなどを利用して、

気軽に情報が関連情報が追加していける

また情報を探すときもtagが利用できる

ボランティアなら効率よくできる仕組みを提供する

それが「社内用twitter、企業マイクロブログ」のシステムの特長になります。

「やっぱり失敗すると思うよ」の社内意見に対しては、

リアルタイムにコミュニケーションは不要

リアルタイムコミュニケーションが「社内用twitter、企業マイクロブログ」の特長によく挙げられていますが、

企業であれば、それは電話が使われます。

またフェースTOフェースのコミュニケーションも基本になります。

「社内用twitter、企業マイクロブログ」は、

リアルタイムコミュニケーションをするためにシステムではなりません。

社内マイクロ情報管理ツール、もしくは、新しい情報共有を目的としたコミュニケーションツールとして位置づけられものです。

情報伝達の確実性が低い

「社内用twitter、企業マイクロブログ」だと、ずっと見ていないと重要な情報を逃してしまう。

そもそも、それは幻想に近いのではないでしょうか?

すべての情報を、すべて的確に解釈し、それを活かしていくことなどはありえないのではないでしょうか?

そもそも情報は、

その情報の意味を瞬時に解釈しながらというプロセスがあって、

成立しています。それは人間にしかできないスキルです。

つまり、カクテルパティー効果で充分で、

自分が気になっている情報というものは、

どんなに多くの情報の中でも目に止まるものです。

記憶に引っかかる情報、流れていく情報、情報にもいろいろものあります。

そのいろいろな情報をすべて100%というのは無理は話です。

また、本当に重要な情報は、別の手段を使って伝達すればミスはなくなり、

すべてを1つのツールで賄わなければならないというのは、

そもそも失敗してしまう要因を含んでいます。

組織は、指揮命令系統がないと機能しない。

命令があって動くほうが、自分で考えて動くより、楽です。

システムも同様で、項目があって何を書くか決まっている方が書く方は楽だったりします。

命令する方も、項目決める側、今はそちら側が悩んでいます。

悩んだまま何も出来ないというのが結構多く存在していると思います。

また、そちら側も、

情報がないと判断出来ないし、その情報はボトムアップの情報、つまり市場や顧客により近い情報で判断したいはずです。

そもそもその情報がないまま判断すれば、それは判断ではなく、単なる願望にすぎません。

「社内用twitter、企業マイクロブログ」の社内情報共有は、白紙にメモを書くのと同じ作業になるので、人によって何を書くかはまちまちになります。

そこで、何かを書くのか、つまりどんな視点で仕事をしているのかがわかります。それがわかることで初めて命令や意思決定が出来るというものです。